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カテゴリー:慣用句

 

れっきとした、歴とした

れっきとした

 れっきとしたとは、疑いもなく明らかであるという意味で、「こっちにはれっきとした証拠があるんだ」「私にはれっきとしたアリバイがある」などと用いる。お気づきのようにこの言葉、自分に明らかな「証拠」や「アリバイ」があることを主張するために用いられ、相手に対して「れっきとした証拠があるなら見せてみろ」と言うことは少ない。「れっき」は「歴(れき)」が促音化した語。「歴」には、「歴史」「歴訪」のように時間や場所を経る意味の他、「歴然」「歴々とした」のようにはっきりしているという意味があり、「れっき」はその用法のひとつ。「こっちにはれっきとした証拠があるんだ」「私にはれっきとしたアリバイがある」と主張している人は、「証拠」や「アリバイ」の存在をよほど疑われていて、必死で自分の正当性を主張しているので、「れきとした」と言えばいいところ、思わず力が入って「れっき」と促音化しているのではないかと考えられる(私見です)。

 ところで「れっきとした」には、「私にはれっきとした親がある」という使い方がある。この場合の「れっき」は「お歴歴」などと使われる、身分や地位の高い人々の意味合いを含む。つまり「れっきとした親がある」と力んでいる人は、自分の親が本物の親か疑われ、DNA鑑定して間違いない親であったと言っているわけではなく、親の氏素性を疑われて「社会的地位のある立派な親だ」と主張しているのである。(KAGAMI & Co.)

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