アポなし

あぽなし

 アポなしの「アポ」は、面会などの約束を意味する「アポイントメント」の略。「アポなし」は事前の約束なし、ということ。

 商談で相手の会社に出向く場合、担当者のアポを取る、つまり面会の許可を得て、時間を約束するのが普通である。しかし、「近くに用事があったので……」などという言い訳をひっさげてアポなし訪問すると、身構えていない相手をうまく言いくるめて、思いがけない収穫を得ることがある。また、アポなんか取れっこない怪しげな商品を売っている怪しげな会社の営業マンや、政治家や芸能人のすっぱぬき記事を鵜の目鷹の目で狙っているゴシップ記者は、アポなしの飛び込みセールスや突撃取材を常としている。 いずれにしてもアポなしによる攻勢は、相手の準備が整わないところを襲って、戦いを有利に進めようという狙いがあるので、軍の部隊がテロリストのアジトを襲うときや、警察や税務署のガサ入れでは、アポなしが普通であり、いちいち電話を入れて相手の意向を確かめたりしない(そんなことをやっているヤツは「内通者」と言うのである)。(KAGAMI & Co.)