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畏敬

いけい

 畏敬とは、おそれうやまうこと。「うやまう」は、身分の高い人や神々を尊いと考え、それを行動や態度に表すこと(へいこらするってことですな)。尊敬の対象をなぜ恐れるのかというと、昔は、身分の高い人や神々は庶民の生殺与奪を握っていたので、ちょっとミスをすると殺されちゃったりするからである。現在では、例えば会社の上司を「畏敬」する人などまったくいないが、それは多少相手のご機嫌を損ねたからって、クビになるくらいが関の山だからである(そもそも、尊敬の対象かどうかも疑わしい)。そのため「畏敬」という言葉も使いどころを失っている。もっとも近年では、政治家の財務省への態度は畏敬と呼ぶにふさわしいかもしれない。なぜなら、少しでもたてついたりしようものならスキャンダルをリークされてつぶされるおそれがあるから。(KAGAMI & Co.)

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