top of page

虚虚実実、虚々実々

きょきょじつじつ

 虚虚実実(虚々実々)とは、互いに秘術を尽くして戦うさまを言い、「虚々実々の駆け引き」などと使う。戦争において、「虚」は無防備ですきのあること、「実」は防御にすきのないことで、中国の兵法書『孫子』に「兵の形は実を避けて虚を撃つ」とある。つまり、「防備の薄いところを狙え」という、「あたりまえじゃん」みたいな話だが、『孫子』の「虚実篇」にはその具体的なノウハウが詰め込まれていて、戦争に携わる者は一読をお勧めする。「虚々実々」は、『孫子『』の「虚実」を強めた言い方で、攻める方も守る方も「しっかり『孫子』を読んでます」的な、駆け引きの丁々発止が言い表されている。(KAGAMI & Co.)

bottom of page