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稀に見る、まれに見る
まれにみる
稀に見るの「稀(まれ)」とは、数が非常に少ないことをいう。稀に見るとは、めったにない、非常に珍しいという意味で、「まれに見る大雪」「まれに見る才能」などと用いる。「まれに見る」は、非常に珍しいけれども「稀(まれ)」には見るわけで、これまでに経験したことがないという「未曾有(みぞう)」や、後にも先にもない「空前絶後」と比べると、やや遠慮した珍しさであるといえよう。むかしは七〇歳まで生きる人は珍しかったので「古稀(こき)」という言い方があるが、これは「ここまで生きる年寄りは昔からめったにいない」という意味である。いまどき七〇歳の年寄りは珍しくないので、現在ならさしずめ「近頻(きんぴん)」つまり「最近は七〇歳を超える年寄りなどどこにでもいる」という言い方が適しているのではなかろうか。(KAGAMI & Co.)