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高床住居

たかゆかじゅうきょ

 高床住居とは、床下に空間を保つために地上に高く床を張った住居のこと。湿気と鼠の害を防ぐ効果があり、当初は穀物などの倉庫に利用されていたが、やがて「ここで暮らしちゃうの気持ちよくね?」ということに誰かが気づいて、有力者の住居に取り入れられ、さらに近世には庶民の住居もこの形式になったもの。つまり、現在われわれ日本人が家の中で裸足で過ごし、床でごろごろして「やっぱり、うちはいいなあ」などと開放感に浸れるのも、穀物の管理をいいつかっていたのに倉庫の中でさぼって昼寝していて「こりゃ気持ちいい」と気づいた人物のおかげというわけである(と、筆者は想像するのである)。(KAGAMI & Co.)

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