独楽回し、コマ回し

こままわし

 独楽回しは人気のあった子供の遊びで一年中楽しまれたが、当然のことながら正月にも熱中する子供が多く、正月遊びのひとつに数えられている。「こま」という名称は、「こま犬」などと同様、朝鮮半島の呼び名(または国の名)である高麗(こま)に由来する。奈良時代ころ朝鮮半島から伝わった舶来のコマを「コマツブリ」と呼んでおり、やがて「ツブリ」が省略されて「コマ」になったという。ということは、それまでの在来のコマは「ツブリ」(「ツムグリ」とも)と呼ばれていたわけで、これは「ツブ(粒)」などと同じく丸くて小さいものを意味していたようである。ひとりで勝手に回って楽しんでいるように見えるところから作られたらしい「独楽」は日本での当て字。

 独楽は当初、朝廷の年中行事の余興として楽しまれていたが、平安時代には貴族の遊びとなり、南北朝時代には子供の遊具となった。ベーゴマに代表される競技性の高いコマは、子供に許された数少ないギャンブルとして近年まで盛んであり、週末になるとわずかな金を握りしめて競馬場や競輪場におもむき、公的機関の財政に多大な貢献をなす立派な大人を育成するのに役立っている。(KAGAMI & Co.)

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