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天下は回り持ち

てんかはまわりもち

 天下は回り持ちとは、権力の座は順に受け渡されていくものだという意味だが、そこから身分や貧富の立場は移り変わっていくものだという一般的な教えを述べたもの。つまり「諸行無常」を言いかえたものだが、「天下」などと大きく出て、誰でも天下を取れるかもしれないみたいな希望を持たせるポジティブな表現となっている。しかし、庶民は「んなわけねえだろ」と考えるせいか、あまり普及したことわざとはなっていない。

 この言葉は、江戸時代初期から文献に見えるので、直接的には、織田信長から豊臣秀吉、徳川家康と受け渡された政権のことを言っているものと考えられる。権力者の移り変わりをいうなら「ごもっとも」だが、それを庶民の生活に当てはめようとすると無理が生じるというわけだ。(VP KAGAMI)

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