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カテゴリー:慣用句

 

おくびにも出さない、噯にも出さない

おくびにも出さない

 おくびにも出さない(噯にも出さない)とは、自分の気持ちを言葉や態度にいっさい出さないという意味。「恫喝されたが内心の動揺をおくびにも出さず堂々とわたりあった」などと用いる。「おくび(噯)」とは、胃に溜まったガスが口から出る現象、つまり「げっぷ」。語源は諸説あるが、「飽き吹き」などから来た「あくび」との関連も考えられる。「あくび」が、眠気をもよおしたり、飽き飽きしたり、退屈したりしている精神状態の表明であるのに対して、「おくび」すなわち「げっぷ」は食後などに思わず出てしまう生理現象。それにさえ出さないというのだから、よほどのポーカーフェース、面の皮の厚さであると考えられる。そういうわけで、「おくび」と「あくび」は似ているが、「恫喝されたが内心の動揺を“あくび”にも出さず堂々とわたりあった」では、言いたいことが十分伝えられない。「あくび」ならむしろ、「恫喝されたがあくびを出して堂々とわたりあった」の方が、ふてぶてしさが増して的を射た表現となる。(KAGAMI & Co.)

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