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 北とは、方角のひとつで、日の出の方向(東)に向かって左の方角……、というようなまだるっこしい説明が辞書ではなされているが、これなら、辞書を南半球のオーストラリアに持って行って読んでも同じ説明で通用し、買い替えずにすむからではないかと思われる(そこまで考えていないか……)。北半球で暮らすわれわれは、「北」は通常、太陽と仲の良い「南」の反対方向と理解している。「キタ」という日本語の語源については諸説あるが、南に対する「片(カタ)側」といった類の説が多い。漢字の「北」は人が互いに背を向けて立っている様子を表していると言われ、太陽に向かったときの背後に当たる方向という意味がある。ただし、英語のnorthは、語源をたどると「左側」という意味に行き当たり、この語を使い始めた人はよほど南半球への思いやりが行き届いていたか、赤道近辺に住んでいたかと思われる(それもまあ、考えすぎですし、「南から遠く離れた方向」が語源とする説もあります)。(KAGAMI & Co.)

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