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​貧乏神

びんぼうがみ

 貧乏神とは、家に住みついてその家を貧乏にさせると信じられている神。つまり、貧乏人が貧乏であるのはその神様が家に住み着いているからだと、あらぬ容疑をかけられている神様。要するに“貧乏担当の神様”、あるいは、貧乏の責任をおしつけられた“貧乏くじをひいた神様”と解することもできる。貧乏神や疫病神など、貧乏や病気にもそれぞれ担当の神様がいるところが、多神教国家日本ならではののんきなありさまである。

「貧乏神」と言っても“貧乏な神様”という意味ではないが、おそらく“いかにも金持ち”という格好はしていないはずで、その神様自体が貧乏であることが容易に想像できる。

 慣用語として「貧乏神」は、組織の弱体化がその人のせいであると認識されている人物。営業成績が悪いといった実質的なマイナス要素以上の、負のオーラをまとっている人物がそれで、仲間からはだいたい「あいつ」呼ばわりされている。

​©校長のかがみ

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