不徳の致すところ
ふとくのいたすところ
不徳の致すところとは、私の精神的な未熟さがまねいた(悪い)結果、という意味で、失敗を犯したり、部下の罪を見逃してしまった人の反省の弁として用いられる。「慚愧の念にたえない」や「忸怩たる思い」などと同様、すなおな反省や謝罪の言葉が言えないので漢語的慣用句にによりごまかすという点では共通しているが、それでも「慚愧…」や「忸怩…」と比べると、自分にも多少の責任はある(あくまで「過失」ではあるが)と表明しているのでまだまし。(KAGAMI & Co.)
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不徳の致すところとは、私の精神的な未熟さがまねいた(悪い)結果、という意味で、失敗を犯したり、部下の罪を見逃してしまった人の反省の弁として用いられる。「慚愧の念にたえない」や「忸怩たる思い」などと同様、すなおな反省や謝罪の言葉が言えないので漢語的慣用句にによりごまかすという点では共通しているが、それでも「慚愧…」や「忸怩…」と比べると、自分にも多少の責任はある(あくまで「過失」ではあるが)と表明しているのでまだまし。(KAGAMI & Co.)