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カテゴリー:慣用句

関の山

せきのやま

 関の山とは、できる限り、精一杯という意味だが、「クルマを買うと言っているが、彼じゃ『軽』が関の山だろう」のように、「そこまでが限界でそれ以上は無理」と、その人物の力量や財力をみくびった言い方をするときに用いる。したがって、「できる限り手を尽くします」「精一杯頑張ります」の代わりに「関の山手を尽くします」「関の山頑張ります」などとは使えない。

 関の山は、三重県関町の八坂神社の祇園祭に出る山車(だし)のこと。その山車が大きくて豪華で、それ以上のものはできないと思われたところから「関の山」という言葉が生まれたのだそうだ。例えば、さきほどの「クルマを買うと言っているが、彼じゃ『軽』が関の山だろう」は、クルマを買うと言っている彼にとっては「軽」が、どう頑張ってもそれ以上は望めないという「関の山」であると話者は言いたいのである。そうしてみると、関町の祇園祭の山車も、現在でもそこそこ立派ではあるが、「その町内ではどう頑張ってもあれが精一杯」という皮肉な見方が、昔からあったのではないか(例えば、京都の祇園祭と比較するなどして)という疑念を抱かせるのに十分な言葉の使われ方ではある。

(KAGAMI & Co.)

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