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カテゴリー:慣用句

 

憂き身をやつす

うきみをやつす

 憂き身をやつすの「憂き身」は、世の中をつらく感じている身の上、「やつす(窶す)」は、みすぼらしい姿に身を変える、やつれるという意味。「憂き身をやつす」は、世の中をつらく感じてやつれる(やせてみすぼらしい姿になる)ということ。つまり、単に貧乏でみすぼらしくなっているのではなく、悩み事があってやつれていることが必要で、やせているが明るい貧乏人は対象外である。そこから、学問や趣味などに夢中になって(つまり「憂き身」でもないのに)、身の回りの世話がおろそかになって不健康になりやつれるという(つまり、勝手にやつれてちょうだいというような)たとえで「切手収集に憂き身をやつす」などと用いられる。スポーツに夢中になっていくらがりがりにやせても「憂き身をやつす」とは言わないのは、それが不健康でやせているのではなく、健康体でやせているからである。マラソンに夢中になりすぎて病人のようにやせている人はこのたとえを使ってもいいような気もするが、それでもやはり、健康的なイメージの活動は対象外である。(KAGAMI & Co.)

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