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声が高い

こえがたかい

 声が高いとは、声の音量が大きいという意味。深夜、仲間を連れて豪邸に忍び込んだとき、「親分、うまいこと忍び込めましたね」などと話しかけてくる子分を叱責する際に「しっ、声が高い」のように用いる。「声が高い」は、すなおに読めば声が高音である(説明になっていないな。科学的に言えば、周波数が大きい)ということで、決して大きい小さいを意味しない。しかし人は大きな声を出そうとすると、高音になりがちであり、感覚的に「声が高い=声が大きい」は納得できる。さらに、人の聴覚は同じ音量でも高い音の方が大きい音に聞こえるという特性もある。先の泥棒の例でいえば、子分が女子であった場合、親分の緊張感は増すわけだ。ことほど左様に「声の大小」は「声の高低」と密接な関係があるといえる。(VP KAGAMI)

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