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ちゃんこ鍋

ちゃんこなべ

 ちゃんこ鍋とは、相撲部屋で力士が食べる鍋料理で、だし汁を張った大鍋に魚介、肉、野菜などを入れて煮たもの。部屋それぞれの味付けがあり、引退、廃業した力士らが専門店を開いて一般人に提供している。太ることが使命である力士の食欲を増進させるための料理であるから、だしが工夫され味は優れているが、お値段のほうも角界の常識どおり「ごっつぁん価格」で、「この具材でそれだけ取るか」という値段設定がなされている。「ちゃんこ」は、中国風の鍋料理「鏟鍋(チャンクオ)」がなまったものとも、料理番の年配力士を「おじちゃん」の「ちゃん」と呼んだことから来たとも言われる。現在では、相撲部屋で出される料理(鍋ばっかり食っているわけではない)一般を「ちゃんこ」と呼び、その中の鍋料理であるから「ちゃんこ鍋」と呼んでいることから、語源としては「おじちゃん」説が納得できるが、言葉のなりたちは理屈で考えてもあまり意味がないところがおもしろいので、両説を併記しておく。(KAGAMI & Co.)

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