一抹の不安
いちまつのふあん
一抹の不安の「一抹(いちまつ)」は、筆などでひとなですること。「一抹の不安」とは、筆でひとなでされたようにふと心に兆す不安をいう。「一抹」というだけに、日々の暮らしに追われ不安だらけの人には無縁な言葉であり、いけいけどんどんで絶好調な人が抱く没落や失敗の不安をいう。このような「不安」は、端から見ている野次馬には、「ぜひ的中してほしいものだ」という「過大な期待」を抱かせる。(KAGAMI & Co.)

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一抹の不安の「一抹(いちまつ)」は、筆などでひとなですること。「一抹の不安」とは、筆でひとなでされたようにふと心に兆す不安をいう。「一抹」というだけに、日々の暮らしに追われ不安だらけの人には無縁な言葉であり、いけいけどんどんで絶好調な人が抱く没落や失敗の不安をいう。このような「不安」は、端から見ている野次馬には、「ぜひ的中してほしいものだ」という「過大な期待」を抱かせる。(KAGAMI & Co.)