いざ鎌倉

いざかまくら

 いざ鎌倉とは、「さあ鎌倉へ!」「レッツゴー鎌倉」みたいな意味だが、一大事の報を受けて「いまこそ行動を起こすべきときだ」という意気込みを表す言葉である。原典は謡曲(=能のシナリオ)『鉢木(はちのき)』で、落ちぶれた武士が、旅の僧(実は時の執権・北条時頼)に精一杯のもてなしをしたさい、「鎌倉で一大事があればすぐさま駆けつける所存です」と決意を述べ、後に幕府に取り立てられたという話によるもの。この話から得られる教訓は、「冗談でも偉そうなことを言っておけば、後でいいことがあるかもしれない」ということ。あるいは、「どんなに生活が苦しくても、ええかっこしいしてみんなにいい顔を見せていれば、後でいいことがあるかもしれない」ということ。どちらにしても、「かもしれない」というところがポイントである。(KAGAMI & Co.)

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