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さもありなん

さもありなん

 さもありなんとは、そうに違いない、もっともなことだ、という意味。いま風に言えば「そりゃ、そうだろ」。時代劇で武士の親方が「やつめは裏切りおったか、さもありなん」などと使っていそうな言葉。

「さもありなん」の「さ」は「然」で「そのように」の意。つまり「さも」は「そのようにも」。「なん」は、古くは「なむ」または「なも」で、確信をもった推量を表す。「さもありなん」は、「そのようなことも確かにあるだろう」。

 類似の意味で「さもあらん」「さもありぬべし」という言い方は古くからあるが、「さもありなん」という組み合わせで使われるのは、江戸時代以降のようで歌舞伎のセリフなどに出てくる。したがって、武士の親方が言いそうな、というイメージは当たらずとも遠からずということになる。(VP KAGAMI)

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