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カテゴリー:慣用句

 

自家薬籠中の物

じかやくろうちゅうのもの

 自家薬籠中の物とは、自分の薬箱に入っている薬のように、いつでも思い通りに使えて役に立つ人材、物、技術、知識などをいい、「彼は誰もまねのできないその技を自家薬籠中の物としている」などと使う。つまり、誰かにものを頼まれたりしたとき、「オレにまかせとけ」というような勢いで、自慢げにだされる物、技術、知識などのこと。

 唐の名宰相狄人傑(てきじんけつ)の部下元行沖(げんこうちゅう)が「私は上司にへいこら従う部下にはなれませんが、『良薬口に苦し』という上司をいさめる忠言の士としてお役に立ちます」と言うと、狄人傑が「私は君を高く買っている、すでに自家薬籠中の物だよ」と、「良薬口に苦し」にかけて答えたという故事に基づく。つまり、「苦い薬のように扱いにくいが役に立つ人材」というのが本意だが、飲みやすいがほんとうに効くのかどうかもわからな薬まがいのものがでまわっている昨今、中途半端な技術や知識でも「自家薬籠中の物」と堂々と触れ回っている場合が多い。(KAGAMI & Co.)

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