風船

ふうせん

 風船とは、ゴム製や紙製の袋に空気、ヘリウムなどを詰めて膨らませた玩具で、英語ではballoon。日本語の「気球」も英語ではballoonだが、日本では、お祭りなどで子どもに買い与え、割ってしまって泣くか、思わず手を放して空に消えてしまって泣くか、遊ぶのに飽きてしぼむまで家の天井付近を浮遊しているか部屋の隅でホコリをかぶっているかする、ちょっと寂しげな印象のある玩具を「風船」、人が乗ったり観測用に使う大型のものを「気球」と区別している。

「風船」つまり「風の船」はなんだか大がかりな印象の言葉で、人を乗せる熱気球やツェッペリン号のような飛行船にふさわしいような気がするが、事実、『大言海』を見ると、昭和初期ごろ「風船」は、人を乗せて浮遊する現在の気球のことを言ったらしく(ただし、もっと「船」っぽい「飛行船」はいまと同じく「飛行船」と呼ばれた)、玩具の「風船」は「風船玉」と呼んでいた。この「玉」が取れて現在の「風船」となった模様である。

 (KAGAMI & Co.)

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