抜け感、ぬけ感

ぬけかん

 抜け感とは、奥行きの長い部屋で正面に大きい窓があり、広い庭が見通せるといった、奥まで「抜けている」感覚を表現した言葉。ファッション用語では、袖をまくって肌を出すなど、衣服が「抜け」て肌をあらわす着こなしを言い、堅苦しくならず「力が抜けている」感覚もついでに言い表しているのではないかと思われる。サルバドール・ダリの『ポルトリガトの聖母』のように、胴体に穴があいて向こうの景色が見えるといった状態は、「感」どころか「つつ抜け」なので、袖をまくって肌が見える程度を「抜け感」というのは間違っていないのだろうが、「透け感」のような流行りの言葉からの連想でどこかから拝借した、とって「つけ感」たっぷりの用語である「感」はまぬかれない。私の希望では、病院で頭部のレントゲンを撮ったら、病院の中庭が透けて見えたというようなヤツこそ「抜け感のある人」と呼んでほしいものである。(KAGAMI & Co.)

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