冷麺

れいめん

 冷麺は漢字を見ると「冷たい麺」であるから、冷やし中華やそうめんなど麺料理一般に当てはまりそうだが、これを「れいめん」と読むと(他に読みようもないが)、朝鮮半島発祥の冷たい麺料理のことをいう。つまり、夏場のクソ熱い時期に、冷やし中華やそうめんのかわりにときどき食べてもよく(ただし、トッピングのスイカはいらない)、冷やしラーメンなどよりは後味がまだましという麺料理である(個人の偏見に満ちた感想です)。その特徴は、牛骨などで取ったスープとコシが強すぎて歯切れの悪い麺、キムチやナシなど独特のトッピングにある。

 ウィキペディアによると、冷麺のルーツは北朝鮮にあり(つまり寒い国の料理だと言いたい)、しかも冬場に食べる料理(つまりバカ寒い時期の料理だといいたい)なのだという。室内をオンドルでがんがん熱して、冷たい麺料理を食べるのが醍醐味なのだそうだ。日本には昭和初期に持ち込まれ、岩手県盛岡で在日朝鮮人が売りだした盛岡冷麺が、ご当地グルメとして定着している。

 なお欧米の人々に尋ねると、冷麺は嫌いな韓国料理のベストスリーに入る料理なのだそうだ(他にはチャプチェなどがランキングされていたと思う)。どうやら冷たいスープに入った麺料理というのが受け入れがたいらしく、そういわれれば日本の冷やし中華などもブームの兆しさえないから、冷たいスープ+麺というのはタブーな組み合わせなのだろう。もっとも日本でも、「冷たいスープに麺がどっぷりひたっている系」(どんな「系」だよ)の麺料理はあまり人気がなく、ソバやつけ麺のように「濃いめの冷たいスープにつけて食べる系」か、冷やし中華やぶっかけうどんのように「麺に濃いめの冷たいスープをぶっかけて食べる系」が主流となっている。

(KAGAMI & Co.)

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