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なまぬるい、生温い

なまぬるい

 なまぬるい(生温い)とは、少し温かいという意味だが、本来はもっと熱かったり、心地良い温かさであったりするべきものがそうではない、つまり心地の悪い温かさであることを表現するのに用いる。またこの言葉は、厳格さが足りない、徹底してないという意味で、「そんななまぬるい指導方針ではだめだ」とスパルタオヤジの言い草のような慣用的な使い方をされる。オヤジはもっと「熱く」指導せよといいたいわけだが、指導を受ける方は、熱くなるべきところではないところでひとりでいきりたって熱くなっている指導者の非合理性にしらけるのである。

「ぬるい(温い)」は、「ぬるいお茶」「風呂が温い」のように、本来もっと熱くあるべきものが、不愉快に低温であるというときに用いられがちな言葉だが、それに、やや、少し、なんとなく、中途半端である、といった意味の接頭語「なま(生)」を加えたのが「なまぬるい」であり、「なんだよ、このなまぬるいお茶は」のように、「ぬるい」状態が不愉快であることをはっきり示した言い方であるといえる。

「なま暖かい」も似た言葉だが、こちらは「なま暖かいこたつ」のように、

低温のものが中途半端に温度が上がっている場合に用い、「なまぬるい」は、「なまぬるい風呂で、入った気がしない」のように、高温であるべきものが低温であって心地がよくない場合に用いる。

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