ビジュアル系

びじゅあるけい

 ビジュアル系とは、日本のミュージシャン、バンドのスタイルのひとつで、耳をふさいで目で見て楽しむのがおすすめというタイプ。1970年代前半に流行したグラムロックの流れをひくものと考えられ、濃いメイクや派手なファッションによるステージパフォーマンスやプロモーションを特徴とする。「ビジュアル系」という分類には音楽的な制約はないが、現実にはどのミュージシャン、バンドも似たり寄ったりの音を出していて、だからこそ「ビジュアル」で差別化しようという意図があるものと思われる。したがってファンとしては、自分の好きな他のミュージシャンの音楽を聴きながら(特に見た目のよくない人たち)、ビジュアル系のステージ映像を観ていてもいいようなものである。

 visualは、vision(視覚)にal (関する)を加えて形容詞化した語で、視覚の、視覚に関する、目に見えるなどの意味。だからビジュアル系は直訳すれば「見える系」であり、他のバンドは「見えない系」ということになるのかという話だが、ここで使われている「ビジュアル」には、「見た目が大事」「見た目がイケてる」「見た目でおどかす系」といったニュアンスがこめられているものと考えられる。

 とはいったようなものの、ビジュアル系でありつつ音楽もそこそこできるという人材は限りなく少ないので、「ビジュアル系」と認定される基準が大甘になるのもやむえず、なかにはバンドに一人それらしいヤツを雇って、あとはろくでもないのに「ビジュアル系バンド」を堂々と名乗っている太い連中もいる。(KAGAMI & Co.)

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