どういたしまして、如何致しまして

どういたしまして

 どういたしまして(如何致しまして)とは、相手の感謝や詫びの言葉に対して、「あなたが感謝する(詫びる)ほどのことはなにもしていませんよ」という意味をこめて丁寧に否定する言葉。例えば、「先日は失礼しました」という詫びに対して、「どういたしまして」と返す。「どう(如何)」は「どのように」、「いたす」は「する」の謙譲語で、「どういたしまして」は「私はあなたにどのようなことをしてさしあげたでしょうか(たいしてことはしていません)」という意味あいの言葉になるかと思われる。同じく、相手の感謝や詫びを否定する言葉に「とんでもない」があるが、こちらは「どういたしまして」より強い否定の意を表す。「どういたしまして」は丁寧な分、やや弱い否定となるので、例えば「御足労(わざわざ来て)いただきありがとうございます」に対して、「どういたしまして」では、否定が弱い分「少しは御足労でした」という気分を表す皮肉っぽい返事になりかねないので、ここでは「とんでもない」、つまり「ゼッタイ御足労じゃありません」と強く否定しなければならない。このあたりが日本語の(日本人自身もうんざりするような)難しいところである。(KAGAMI & Co.)

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