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この辞典の使い方(ホーム)「し」で始まる言葉>地団駄を踏むの意味

カテゴリー:慣用句

カテゴリー:言動、態度、表情、状態

地団駄を踏む、じだんだを踏む

じだんだをふむ

 地団駄を踏む(じだんだを踏む)とは、くやしがって地を何度も踏みつけるという意味。実際に地を踏みつけていなくても、ひどく腹を立てている人をたとえて「じだんだ踏んでくやしがっている」という。「地団駄(じだんだ)」は、「地踏鞴(じたたら)」の転じた語で、鋳物の製造に用いる「ふいご」すなわち、足で踏んで風を送る装置のことをいう。地面を踏みつける姿が、地踏鞴を踏んでいる格好に似ているところから、「地団駄を踏む」という言葉が生まれたようだが、いまどきくやしがってじだんだを踏んでいる人を見かけることはあまりない。今度あなたの子どもと一緒に街に買い物に出かけて、「ゲーム買って」とせがまれたとき、しばらく無視して観察していれば、もしかすると「じだんだを踏む」姿を見られるかもしれない。おそらく彼らは、ほんとうは手近なものをなぐりつけたりしたいのだが、逆になぐり返されたり、手をケガしたり、商品を壊してしまったりする危険性があるので、安全な床を踏みつけるにとどめているのであろう。(KAGAMI & Co.)

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