大和絵

やまとえ

 大和絵とは、日本の絵画の様式のひとつ。中国から伝来し、中国風のスタイルで描かれた「唐絵(からえ)」に対して、日本の風物を古来の日本のスタイルで描いたへたくそな絵画様式を総称してこう呼ぶ(「へたくそな」は蛇足でした)。大和絵は、国風文化が栄えた平安時代に確立したとされ、日本独特のジャンルである絵巻物の絵画表現に代表される。大和絵は、唐絵に比較してリアリティに乏しく、そのため、表現者と鑑賞者の間の暗黙の了解を基礎にしてなりたっている。例えば大和絵では、遠近感を表すのに、記号化された雲を近景と遠景の間に差し挟んだり、時間の経過を表すのに、右から左へコマ割りで進めるといった、おちゃめな技法が随所に見られ、こういった身内のルールを理解していない人にとっては「なんじゃこりゃ」という表現方法でしかない。大和絵はまた、唐絵と比較して色彩が豊かである点も特徴であり(昔のことで絵の具の種類が少ないので、現在からみるとそんなでもありませんが)、大和絵の平面性や豊かな色彩を受け継いだ浮世絵は、ゴッホをして「南仏の太陽の下の景色を思わせる」と感嘆させたという(さすがゴッホ、いまいちその感覚がわれわれ常識人には理解できない)。(KAGAMI & Co.)

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