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しがみつく

しがみつく

 しがみつくとは、抱きつく、強く取り付いて離れないといった意味。普通に「子供が親にしがみついている」のようにも使うが、「地位にしがみつく見苦しい人物」などと慣用的に使う。この場合「地位」からその「人物」を引き剥がそうとする力に(必死こいて)抵抗するという意味合いが強い。類似の言葉に「食らいつく」「かじりつく」があるが、「食らいつく」や「かじりつく」は「強敵だが食らいついていけ!」「石にかじりついてもあきらめない」などのようにしつこく取り付くことを肯定的にとらえているのに対して、「しがみつく」の方は、悪事を働いたり、無能で評判が悪いのに権力や地位を放そうとしないあきらめの悪い人物(使いどころはいくらでもあるぞ!)に対して批判的に用いることが多い。

 しがみつくの「しがむ」はあまりお目にかからない言葉だが、『広辞苑』や『日本国語大辞典(小学館)』で、強く嚙む、かみしめる意味だとしており、『広辞苑』は関西地方の方言だとしている(どうりで知らんはずや)。漢字は「嚙む(かむ)」と同じ。つまり「しがみつく」は「噛みつく」「食いつく」「食らいつく」などと同じ状態を表しているが、慣用語として使う場合は意味合いが違ってくる。「食らいつく」は上述したが、それぞれの意味は各項目で確認していただきたい。

 (KAGAMI & Co.)

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