シカト

しかと

 無視することという意味で、一九八〇年代頃の不良仲間が愛用した隠語。 シカトは、花札の十月の札に描かれた鹿が、横を向いてこちらを無視しているように見えることから、十月の鹿、鹿十(しかとお)からシカトに変化した言葉だと言われる。しかし、花札に描かれた動物で私たちと目を合わせている(正面を見ている)ヤツはいないし、鹿の場合は、後ろを振り返っていてこちらを見ようとしている風情もあり、古人が作った和歌を見ても、鹿は女を求めて鳴いてばかりいて「知らん顔」とはほど遠く、そんな彼がなぜ「シカト=無視」の象徴に選ばれたのかは不明。もしかして、「無視か!(むシカ)」というダジャレか?(KAGAMI & Co.)