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逆上がり、逆上り

さかあがり

 逆上がりとは、鉄棒の技のひとつで、足を振り上げて上体を鉄棒の上に引き上げるもの。尻上がり(しりあがり)とも言う。その人の運動能力の有無を見極める最も初歩的な技で、これができない人は「運動音痴」とか「尻が重い」とか「老化ですね」などとさげすまれる。逆上がりができない子供は、自動的に通信簿の成績を低く見積もれるので、小学校の体育の先生はラクなものである。

 ところで、「逆」上がりというのがあるくらいだから、頭の方から普通に鉄棒の上に上がる「順」上がりといった技があるかというと、それらしきものはない。地に足が付いている状態から「順(普通)」に上がるのは簡単すぎるし、地に足が付いていない状態では、一度懸垂してからさらに上体を引き上げなければならず難しすぎるうえに、見た目あまり美しくないので、「技」とは言えないのかもしれない。(KAGAMI & Co.)

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