争う

あらそう

 争うとは、競争する、自分の主張を押し通そうとする、抵抗するなどの意味。漢字では戦争の「争」が当てられているように、戦争一歩手前の激しい競争の仕方を表していて「先陣争い」「法定で争う」などのように使う。語源は定かではないものの、「あら」は「荒い」の「あら」ではないかと見られ、「そう」については「競う(きそう)」の「そう」と見る説が多い。つまり、激しく競うのが「あらそう」である。「競う(きそう)」はもと「気負う(きおう)」と同義語であったように、「き」は「息」または「気」であると見られ、他人に負けまいとして頑張るという意味だった。つまり、「競う」も「争う」も競争する気持ちを重視した言い方であり、なかでも荒々しい「争う」は、かなりヤバイ競いかたではあるが暴力沙汰には発展してないところがポイントである。この「争い」が暴力沙汰になると、「叩き合う」が語源といわれる「戦う」に発展するというわけである。

(KAGAMI & Co.)

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