残り物

のこりもの

 残り物とは、他の物がその場を離れてもなおそこにある物。商店の売れ残りなどがその代表で、あまり価値がないから誰にも引き取られずにそこに残っている場合が多いが、人は「残り物には福がある」などと強がりを言って、そんなものにも価値を見出そうとする。

『岩波古語辞典』では、「残り」の自動詞形「残る」は、その場を去るという意味の「退く(のく)」の受け身形「退かれ」から来ていると説明されている。つまり、他の物に「退かれ」た物、つまり「のかれもの」が「残り物」というわけだ。そんなふうに言われると、ますます残り物に福があるなんて思えなくなるのは私だけだろうか。

(VP KAGAMI)

関連用語