器用貧乏

きようびんぼう

 器用貧乏とは、いろいろなことをそつなくこなす人がえてして大成しないという意味。しかし世の実情を見ると、なにごとにも器用な人は大成はせずとも、そこそこうまくやっている人が多いので、「貧乏」というのは言い過ぎのような気がする。器用なのに貧乏な人は、器用さを生かす器用さがなかったのではないだろうか。

 おそらくこのことわざは、ひとつのものごとに専念する人への称讃の反面、なにごともそつなくこなして世の中をすいすい渡っている人へのやっかみが含まれているような気がする。

 一方日本の現状では、需要の激減したものをコツコツ作り続けている職人のように「こだわり貧乏」もありそうだが、同業者がバタバタ倒れて残った人が重宝されるという状況も生まれており、「こだわり」も中途半端では大成しないという典型といえる。(VP KAGAMI)

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