むしゃぶりつく

むしゃぶりつく

 むしゃぶりつくとは、激しい勢いで抱きつくという意味。迷子になった幼い子どもの前に親が現れると、この姿を見ることができるはずだ。もっとも、冷静すぎてしらっとしている子どもだと、親の方が動揺して子どもに抱きつくこともあるかと思うが、この場合は「むしゃぶりつく」とはあまり言わない(「抱きしめる」とか?)。つまり、この行為は子どもが大人に激しく抱きつく姿を表現していると考えられる。「むしゃぶりつく」は、「武者振り付く」と書くこともあるが、これだと武者震いしながら義経に抱きつく弁慶みたいで(比喩が意味不明)、現代の使用法にはあてはまらず、当て字だとわかる。実際は、むさぼる(満足することなく欲しがる)+つく(くっつく)からできているらしく、字の成り立ちから言えば、「食いつく」「食らいつく」「かじりつく」などと同じで、慣用的な意味としては「かじりつく」が近いが、満足することなく欲するというくらいで、そのかじりつきかたが一段激しいのが「むしゃぶりつく」なのだと言える。(KAGAMI & Co.)

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