​しゃぶり尽くす、しゃぶりつくす

しゃぶりつくす

 しゃぶり尽くす(しゃぶりつくす)とは、飴などをなめきってしまうというという意味だが、敵対する者が相手の利益をすべて奪ってしまうという俗語的な表現として「禿鷹ファンドが企業の利益をしゃぶりつくして捨てる」「悪代官がうまい汁をしゃぶりつくす」などと使われる。言うまでもないが、腕利きのホストが、高級ワインのシャブリを客に全部飲ませてしまったというようなわけではない。

「すべて奪う」という荒っぽい行為を表現するのに、飴などを口の中に入れてなめたり吸ったりするという意味の「しゃぶる」を使うのは違和感があるが、ここで奪われるのは企業などの「うまみ(飴で言えば甘み)」や「うまい汁」などであり、利益(うまみ)を吸い上げてしまうというやり方にこの表現はぴったりである。また、「尽くす」という、うまいところは全部吸ってしまうという、パフェを前にした女子もどきの強欲さがこの短い言葉には集約されている。(KAGAMI & Co.)

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