おい[感動詞]

おい

 おいとは、呼びかけの語。特に男性が目下の者に、「おい、君、机が汚いぞ拭いておけ」などと命令したり、注意喚起や警告を行うときに用いる。つまり「偉そう語」(注:筆者の造語です)の一種である。というわけで、最近では女子が男子を呼びつけるときに多用される(注:これは冗談。普通の女子はあまり使用しない。小便を「しょんべん」と言うような女子なら使うかもしれない)。

 米国の“hey”は「おい」に近い使い方をされる。“hey”も呼びかけの言葉だが、見知らぬ人を“hey”と呼んだりするとムッとされるように、ごく親しい人の間のくだけた呼びかけであるか、知らない人に対してであれば、なにか文句を言いたいときに使われる。「おい」も、知らないおじさんに使うと同様の反応を示されるに違いないので(やってみなはれ)、意味合いも似ていると言える。

 英国では“oi”という、日本語の「おい」と同じ発音で(多少英国なまりはあるが……あたりまえか)、使い方もほぼ同じという呼びかけの語がある。英国の刑事ドラマを見ていると、おっさん刑事が同僚や不審者に「おい」と声をかけるので、それだけでなんだか親近感を覚える。英語版のWikipediaを見ると、この語は下層階級が俗語的に用いる言葉だそうだ。だから刑事が容疑者を呼び止めるときなどに使われるわけで、エリザベス女王はけっしてお用いにならない(と思う)。Wikipediaの解説によれば、世界各地に“oi”と似た言葉があり、意味や使い方は異なる場合が多いが、日本語の「おい」は英語と同じ使い方をされ、特に年配の男性が年下の者にかける言葉として使われる。さらにWikipediaには、遠くの者を呼ぶ場合は「おーい」と語尾を伸ばして使うと、ご丁寧な説明が加えられている。

 (KAGAMI & Co.)

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