top of page
関連用語
目が無い、目がない
めがない
目が無い(目がない)とは、思慮分別をなくすほど好きであるという意味で、「うなぎには目が無い」(目は無いがしょっちゅう食えるほどの金もない)などと使う。直訳すれば、小泉八雲が描いたのっぺらぼうのように(のっぺらぼうの場合、目も鼻も口も無いと言わなければならない)、顔のあるべきところに目がないという意味になるが、この場 合の「目」は、ものごとを見て判断する力を意味する。そこから、ほかにも「こんな安物をつかまされるとは、オレも目が無いな」のように、鑑識眼がないという使い方もなされる。この使い方をする場合は「見る目がない」とするとわかりやすい。
さらに「目が無い」はまた、勝負で勝てそうな見込みがないという意味で、「この試合は目がないな」などと使うが、こちらの「目」はサイコロの目のこと。自分の予想した目が出そうもないというのが「目がない」であり、「勝ち目がない」とするとわかりやすい。
(VP KAGAMI)