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手に落ちる

てにあまる

 手に落ちるとは、ある人の所有になるという意味。「落ちる」というマイナス評価の語が使われているところから、同じ意味の「手に渡る」は、に比べて、「敵の手に落ちる」「受注はライバルの手に落ちた」のように、がっかり感の強い言葉である。もっとも「手に渡る」のほうも、ある人の所有物になったとしても、当方にはなんの見返りもない(どころか、「敵の手に渡っ」たら当方にはえらい損害になりそう)わけで、がっかり感を含んだ言葉には違いなく、その残念な気持ちを強く表したのが「手に落ちる」ということになろう。

 さらに「手に渡る」のほうは、人から人へ直接ものが移る「渡る」であるのに対して、「手に落ちる」は、ある人のところへものが落ちて来るという、第三者の介入を想起させる言葉となっている。オークションで商品を獲得することを「落札」というのは言い得て妙な表現だといえる。(VP KAGAMI)

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