徳利

とっくり

 とっくり(徳利)とは、酒やしょう油などを入れる縦長で腹のふくれた陶器製の容器。現在では燗を付けるための一合(180㎖)徳利、二合徳利を言う場合が多いが、江戸時代には、信楽焼のタヌキがぶらさげている一升(1.8ℓ)徳利などサイズや用途が豊富だった。一升徳利は、量り売りの酒やしょう油を買うときに使うもので、タヌキの場合は、しょう油を買いにこないので酒の瓶かと思われる(酒も買わないだろうよ)。現在では量り売りの習慣もなくなったのでタヌキ様御用達になっているが、SDGsが叫ばれる昨今、復活の可能性もなくはない(陶器製でムダに重いので、やはりムリか)。

 とっくりはもとは「とくり」と言い、「徳利」と書いてなんだか金運にめぐまれそうだが、これは当て字。酒を注ぐときの「とくとく」という擬音語が語源ではないかと言われている。「徳利」などと当てたのは、むしろ金運にめぐまれたい人の願望かと思われるが、酒なんかムダに飲みながら金運を望むのはムリというものである。(VP KAGAMI)

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