ふっ飛ばす

ふっとばす

 ふっ飛ばすは「吹き飛ばす」の「吹き」を促音化して俗語的な言い方にした言葉で、強い風で対象物を空中に持ち上げて勢いよく移動させるという意味。そこから、自動車などを勢いよく走らせる、心中の悩みや不安を、机の上の消しゴムのカスを吹き飛ばすように消し去るという意味で慣用的に使われる。前者は「台風で屋根が吹き飛ばされた」のように「吹き飛ばす」、後者は「サッカーに熱中して悩みなんかふっ飛ばせ」のように「ふっ飛ばす」と言う場合が多い。類似の語に「ぶっ飛ばす」があるが、こちらは「打つ」が変化した「ぶつ」から来ているように、軽快なイメージの「ふっ飛ばす」に比べて重厚な印象となる。だから、自動車やバイクを走らせる場合、「ふっ飛ばす」はスピード感に重点が置かれ、「ぶっ飛ばす」はぶいぶいでかい音をまき散らして走りストレスを発散させることに重点が置かれているように感じられる。

 また、心の悩みを「ふっ飛ばす」には、例文に挙げたようにスポーツなど激しい動きをともなう対処法がよろしいようで、「習字に熱中して悩みなんかふっ飛ばせ」などと言われても、悩みなんかふっ飛ばせるような気がしない。

(KAGAMI & Co.)

ふっ飛ばす.jpg

関連用語