すると

すると

 するととは、接続詞のひとつで、前に起こった出来事に続いてなにかが起こることを示し、「私はドアの前に立った。すると、ドアはひとりでに開いた(そりゃ、自動ドアだからでしょ)」などと用いる。また、ある出来事から導かれる結果が予想される場合に、「すると桶屋が儲かったんだね(西風が吹いたんだろうね)」などと用いる。江戸っ子なら、「すると」は「するってえと」と言いたいところで、これは「すると言うと」の変化した語。

「する」は、行為を行う、そのような状態であるなどの意味の動詞、「と」は、ある動作や作用が引き続き起こったり、順当に次の動作が起こりうることを示す接続助詞。つまり「すると」は、「と」が意味の上で重要なカギをにぎっているわけで、「する」は補助的な位置づけにすぎない。だから例文はそれぞれ「私はドアの前に立った。と、ドアはひとりでに開いた」「と、桶屋がもうかったんだね」でも通じるし、そういう使い方もする(江戸っ子は「てえと」と略しましょう)。例文をもっと正確に言い表すなら「私はドアの前に立った。そうすると、ドアはひとりでに開いた」「だとすると、桶屋がもうかったんだね」のようになり、補助的な意味の部分が略されて「すると」「と」になるのだと考えられる。

 (KAGAMI & Co.)