​御先棒を担ぐ、先棒を担ぐ

おさきぼうをかつぐ

 御先棒を担ぐ(先棒を担ぐ)とは、首謀者の手先となって働くという意味。「あいつは悪徳金融業者のお先棒を担ぐクソ野郎だ」などと言われるように、善良な仕事や計画にはほとんど使われない(だからって、そんなに悪く言わなくてもいいが)。似た言い方に「後棒を担ぐ」「片棒を担ぐ」があり、「後棒」は首謀者に付き従って手助けする(消極的な、なんなら、いやいややらされている)イメージ、「片棒」はパートナーとして対等な立場で仕事をしているイメージで語られる。これらに対して「お先棒を担ぐ」は、首謀者の指示に従って自ら積極的に働く(「後棒」よりギャラがいいのかもしれない)イメージで語られる。そのことを表しているのが語頭の「御(お)」である。つまり「御先棒」は、本人の首謀者に対する敬意を表しているわけで、首謀者のために積極的に働こうという意志が感じられる。「後棒」はいやいややらされているので首謀者への敬意はなく、「片棒」は対等な立場なのでタメ口でOKというわけだ。(KAGAMI & Co.)

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