昨日の敵は今日の友

きのうのてきはきょうのとも

 昨日の敵は今日の友とは、昨日まで敵だった相手が今日は友達になっているというほど、人間関係はうつろいやすいものだということわざ……というのが、大半の辞書の解釈だが、実際の使用例では、決勝で死闘を演じたスポーツマンの試合終了後の姿や、太平洋戦争を戦った日本とアメリカの関係を言うのに用いられたりするので、人類みな兄妹であり、命をかけて戦いあった相手でも仲良くなれるものだ、むしろ、本気で戦ったほうが後には真の友人となれるというような、のんきな意味合いで使われることのほうが多いような気がする。人間関係はうつろいやすいものだという(なんだか暗い)ご教訓を示したいなら、「昨日の友は今日の敵」のほうが適切だが、昨日の友が今日の敵なんてのは当たり前すぎて「いまさら感」があり、「びっくり感」の強い「昨日の敵は今日の友」が選ばれているのではないだろうか(まあ、一時期のアメリカとロシアみたいなもんですか。当時はビックリ感が激しかった。またもとにもどっちゃったけどね)。(VP KAGAMI)

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