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嫁さん、嫁はん

よめさん、よめはん

 嫁さんは、他人の妻をいう言葉だが、「お嫁さん」などと丁寧語を付けて使うように、主に新婚の女性の呼び名となっている。関西方言では「嫁はん」。ただし「嫁はん」というと、「うちのよめはんが」とか「きみとこのよめはんが」などと使うように単に「妻」を指し、自分の妻にも他人の妻にも使われる。「様(さん)」の方言である「はん」は、他者への尊敬語であり、自分の妻を「うちのよめはんがな」などと尊敬語を付けて言っているのは、自分がいかに弱い立場であるかを表現している(もっとも、関東方面でも最近は「かみさん」などと言うので、似たようなものだが)。「よめはん」はまた、どれほど年を取って古くなっても、同じく「よめはん」であり、尊敬語の「はん」と合わせて、二重におべっかを使った(使わないとえらい目にあう)言い方となっている。(VP KAGAMI)

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