わだかまり、蟠り

わだかまり

 わだかまり(蟠り)とは、解消されずに心に残る不満や疑念、また、そのために晴れない気持ちを言う。「二人のあいだにわだかまりがあって、なかなか和解できない」のように、自然な流れを阻害する障害といった意味合いで使用されることも多いが、これはこの言葉に「わだ」の「かたまり」みたいな語感があるからではないか(注:わけのわからない説明をお詫び申し上げます)と考える。

「わだかまり」は、動詞「わだかまる」の連用形を名詞化したもの。「わだ」は、入江など地形が屈曲しているところを表す「曲(わだ)」、「かまる」は、腰などが曲がる、曲がったまま伸びなくなるという意味の「屈(かが)まる」であり、輪のように曲がる、曲がりくねるというのが原義らしい。そこから蛇がとぐろを巻いたり、松の枝が曲がりくねっている様子などを表す語として使われ、さらに心がねじまがり悪意に満ちている性格を表すのに「その心ざしわだかまりもなく清く流るる水にひとしく」(明治初期)などと用いられた。この使用例からも感じられるが、私が言ったように「わだかまり」は、水の流れの障害となる「わだ」の「かたまり」としてとらえられていたことがうかがえる(注:意味のわからない我田引水をお詫び申し上げます)。

 (KAGAMI & Co.)

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