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ぶっ飛ばす

ぶっとばす

 ぶっ飛ばすとは、打ったり殴ったりして対象物を空中遠くへ勢いよく移動させる、激しく倒すという意味。また、自動車など乗り物を猛スピードで走らせる、という意味もある。「あの野郎、ぶっ飛ばしてやる」「アウトバーンをぶっ飛ばせ」などと使う。本来は「打ち飛ばす」で、それが「ぶち飛ばす」→「ぶっ飛ばす」と俗語的に変化した語と見られるが、なんにつけても「打ち飛ばす」では、「ぶっ飛ばした感」が薄くて聞いちゃいられない。

 野球でホームランを打つことを「ホームランをぶっ飛ばす」と言ってもいいが、どちらかというと「ホームランをかっ飛ばす」のほうが実感がある。これはバットでボールをとらえたときの打球音が、「かっ」と乾いた音がしたほうがジャストミートして遠くへ飛ぶ感じが出るのに比べて、「ぶっ」みたいな音ではショートフライがせいぜいな感じだからではないかと思われる。

「ぶっ飛ばす」の「ぶっ」は、単に「飛ばす」を強調する接頭語だとも言えるが、厳密に検討すると、「あの野郎、ぶっ飛ばしてやる」の場合は、相手が吹っ飛ぶほど殴るという意味から、「ぶつ」つまり「打つ、殴る」に重点が置かれていて「飛ばす」のほうが強調の接尾語、あるいは、殴って相手を吹っ飛ばすという一連の動作からなる連語。「アウトバーンをぶっ飛ばせ」では、クルマを「飛ばす」ことに重点が置かれているので、「ぶっ」が強調の接頭語だと考えるのがよいのかもしれない(ムダな分析、ご苦労さま)。

(KAGAMI & Co.)

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