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この辞典の使い方(ホーム)「お」で始まる言葉>大蔵大臣の意味、語源、使い方

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大蔵大臣

おおくらだいじん

 大蔵大臣とは、旧大蔵省の長を言うが、俗語的に、組織の経理担当や家計の責任者(特に主婦が財布のヒモを握っている場合)について言われた。しかし、現在大蔵省は名称を財務省に変えているので、このことわざも死語になりかけている。とはいえ、そのかわりとして「財務大臣」という言い方もあまり使われていない。私見では、この「大蔵」という響きに、高度成長時代のイケイケ感や、親分肌の太っ腹な性格(実際は、現在同様子分肌の細っ腹だったが)が感じられるせいではないかと考える。「財務」では、いかにも金勘定ばっかりしているシブチンの印象が強く(実際、そうかも)、ウケが悪いのは確かだ。また、「わが家の大蔵大臣」といった表現そのものが、現在の風潮にあてはまらない昭和の響きを感じさせるという事情もありそうだ。(VP KAGAMI)

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