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まかない、賄い

まかない

 まかない(賄い)とは、最近では主に「まかない料理」、すなわち飲食店が従業員のために用意する食事のことをいう。一流料理店では、余った食材の利用や従業員の訓練もかねて「まかない」が作られる。一般の料理店でもアルバイト店員に「まかない」が提供され、食費が浮くので貧乏な学生らに人気がある。基本的に余り物を使うコストのかからない料理なので、それがへんにうまいと、常連客らの注文が入ったりして店主のすけべごころがくすぐられ、店の正式メニューに「まかない飯」「まかない丼」などという怪しげな料理が載ることになる(しかも、ほぼタダで食わせている料理のわりにはそこそこの値段で)。

「まかない」は、本来食事を用意することだが、上位の者が任命して仕事をさせるという意味の「任く(まく)」が語源とされているように、仕事として食事を提供するという意味合いの強い言葉である。実際、古くは宮中で貴人の身辺の世話をしたり、食事の用意をしたりすること、またその人を「まかない」と呼んでいた。現在、会社や学校の寮で食事を作っている人を「まかないさん」などと呼ぶのはその名残といえる。しかし、それなら飲食店の料理人も「まかない人」でよさそうだが、彼等は作った料理を客に販売しているので、食事を提供するのにいちいち金をとるような下賤なまねはしない「まかない」には値しない。

(VP KAGAMI)

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