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こんちくしょう

こんちくしょう

 こんちくしょうとは、「この畜生」がなまった言葉。「畜生」は「動物」「けもの」の意味だが、仏教では悪い行いをした人間が罰を受けて生まれ変わった姿だとする。「こんちくしょう」は、アメリカ人が多用する“son of a bitch(雌犬の息子)”と、意味や用途がほぼ同じで、むかつく相手にけんかを売ったり、怒りやいらだちを表現するために発したりする俗語である。「畜生!」だけで用いられることが多いが、「こん」が付くことで、怒りや悔しさに力が込められる。

「この」という近称の指示代名詞が付くように、すぐ近くにいる相手に対して吐かれる語だが、相手がいなくても、「こんちくしょう、なんでオレだけどなりつけられるんだよ」のように、自身の想像のなかで目の前にある対象(この場合は、まあ、鬼の表情の上司でしょうね)に向かって言う場合も多い。  仏教は他の宗教と比較して人間を含めた生き物全般に対する平等感があるというが、「畜生」の意味を考えると、やはり生き物の中にもカーストがあるようだ。まあ、おケツの穴を丸出しにして平気で歩いているようなやつらと、われわれ人間を一緒にしてもらいたくないという気持ちはよくわかるが……。(VP KAGAMI)

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